おさむくんのホームページ

2004/04/22

晴れ、遠山卿（南信濃村役場）から飯田市上久竪（越久保センター）（２９ｋｍ）

　今日は確かいつもより２時間早く出立したと思います。そうしないと予定が厳しいそうです。
　私の班の5班は今日は最後つまり殿（しんがり）です。
　今日は何を思ったのか私は進んで班の激を飛ばす役をやってしまいました。「今日も1日頑張って歩くぞー！エイエイオー！｣「オー」

　途中の休憩でお昼用のおむすびが配られました。確か４つ入っていたと思います。その場ですでに食べ始めている人もいます。
　今日は、途中途中の休憩で班長が甘夏を分けてくれています。昨夜、皮を剥いておいてビニール袋に入れて持っていたのです。これがとても助かっています。
　小川路峠入口で休憩。ここからは山に入り、伴走バスは入れません。班長から「不安のある方、体調の優れない方はバスに乗ってください。決して無理はしないでください」。今回は頑張ることにしました。
　ここを出発のとき私は檄を飛ばします。「この袋の中に甘夏が３つ入っています。お昼にみんなで食べましょう。さあ、頑張りましょう」。
　途中、新しいトラロープが張ってあったり、鍬を入れて道を作ってあったり、今日に間に合うように苦労した跡がたくさん見受けられました。完全に山の中を延々と歩くのです。ところどころに秋葉道であることを証明する案内がありました。石仏（観音様）の番号が丁石つまり距離標の役目を果たしているようです。この道を歩いて秋葉山参りに行ったのか。朝、早かったので11時半ごろから昼はまだかとみんなが催促し始めました。おむすびを貰った時点で少し食べた人たちは正解だったようです。実際のお昼は時間を大きくオーバーしていました。お昼のときに班の人たちに甘夏を分けましたが、10人以上では甘夏３つでは足りなかったようです。

　越久保センター到着、歓迎の横断幕があります。ここで全員を２回に分けて風呂に行きます。

　アップルホット（温泉風呂）は飯田の町に有ります。送迎バスで順番に行きました。
　夕食、郷土色豊かな手料理です。しかし、何せ食べ盛りの連中です。すぐに足りなくなって作るほうも追いつきませんでした。腹をすかしたまま宿泊所に行ってしまいました。宿泊所に行くバスの中で仲間の女性が「怒ってないでばかりに楽しいことも考えましょうよ。今、月と金星と何とかが一直線上に並ぶ天体ショーがあり、この次にこの天体ショーを見れるのは三十数年先になる」と話してくれました。このあと二日ほど飯田の夜空を見ましたが見事にきれいでした。
　話しは前後して、缶ビールが出ました。というより毎日出ています。酒を飲まない私はいつもビールの好きな人にくれています。今日は缶ビールを持って役員のところに行き、ウーロン茶かジュースがないかと伺いました。役員の人が地元の人にビールを飲まない人がいると話しをして、地元の人が缶のお茶を出しました。

アップルホット（温泉風呂）
上久竪集落センター泊（寝袋にて）

　班は７つに分かれていて、それぞれ１５名ぐらいの構成です。初日は１班が前で７班が最後、二日目は２班が前で１班が最後のように入れ替わっています。
　激を飛ばす。全体の檄を飛ばす人と、班の中で激を飛ばす人がいます。毎日入れ替わります。

　「檄を飛ばす」、本当の意味は「自分の主張や考えを、広く人に知らせて同意を求めること」らしいが、ここでは「刺激を与えて活気付けること」のように間違った使い方をしているようです。今日の新聞に載っていて気が付きました。つまり、自分も解釈が間違っていました。そのまま間違った使い方を続けます。