おさむくんのホームページ

2003/03/01

１２番の焼山寺

　雨の中をふじや旅館を７時２０分ぐらいに出る。
　私を含めた６人が、お互いを心配しながら待ったりして歩いて行く。
　途中から群馬さんが足を少しやられたようで、確認しながら歩く感じになってきた。
　愛媛さん２９歳と静岡さん３３歳は通し打ちをすると言っていた。二人は、これからは１０日おきぐらいに携帯電話で連絡を取り合うらしい。ガンバレ！
　７時４２分、瑞山休憩所。

　８時３４分、長戸庵。手前は愛媛さん、後ろは静岡さん。
　９時５２分、柳水庵。
　１０時５４分、一本杉庵。

　　　　　　　　　　如来様
　右内の部落を越えて、山をしばらく登ると屋根のある如来様が祀ってある。去年はここで５０円玉を納めて「元気をください」とお願いした。今年は１０円玉で同じことをお願いした。これがいけなかった。けちったのが精神的に負い目を感じて、しばらく歩いていたら急に疲れが出てきてしまった。ここからはいままでの何倍も辛かった。
　我々が焼山寺に着いたのは一時半ぐらいだった。このときに、愛媛さんは焼山寺を出る少し前だった。愛媛さんは一本杉の休憩から一気に１２番の焼山寺まで歩いてしまったと言っていた。

　焼山寺では境内の中の店でうどんを食べる。このときは愛媛さんは先に進んでいた。
　うどん以外に「いちご大福」もあり、みんなも食べていた。しかし、私は大福を食べるのを我慢した。いまだに、大福をおいしそうに食べていたみんなの顔が浮かんでくる。我慢する理由は無かったのに．．．
　１６時ごろ、なべいわ荘に着く。今日の客は私ひとりだった。

　とりあえず、難所は通った。途中で「南無大師遍照金剛」を唱えたり、華原朋美の「あーきらめましょうよ、あきらめましょう。パッパパラッパ」などと叫んだり、辛かった。

　一日中、雨だった。
　洗濯はすべて自動だったので楽だった。
　夕食前になべいわ荘の犬を散歩に連れていく。履き慣れないゲタだったので５分ぐらいしか連れていけなかった。
※静岡さんは３５日間で結願したと手紙が来ました。